2008年03月05日

Alfie

今日は、英語の歌をみなさんに紹介したいと思います。

この歌は、1966年に映画の主題歌として作られました。
Burt Bacharach という方の作品です。
知っている人はいらっしゃるでしょうか?

女性歌手のカバーが多く、
特にホイットニー・ヒューストンのおばさんの
ディオンヌ・ワーウィックの定番となっています。

こんなに深くてあたたかい曲は世界にきっと数曲しかないでしょう。
仕事の疲れを癒すことマチガイなしです。
細かいところは気にしないということで、適当に意訳してみました。



What's it all about /Alfie /
人生って何なのかしら アルフィ

Is it just for the moment, we live/
今が良ければそれでいいのかな?

What's it all about, When you sort it out, Alfie /
いろんなふうに考えてみたときに

Are we meant to take more than we give /
大切なのは自分の幸せ?

Or Are we meant to be kind /
それともみんなに親切にすることなの?

...And if... / それでね……


Only fools are kind Alfie, /
正直者がいつも損をするなら

Then I guess it is wise to be cruel, /
いっそ冷たく生きた方が賢いかもしれない

And if life belongs only to the strong, Alfie /
そうして強い者だけが生き残るっていうけれど

What will you lend on an old /golden rule, /
あなたはこの古い黄金の法則 どう思う?

As sure as I believe /
私は信じてるの

There's a heaven above, Alfie /
天国が確かにあるってことを

... I know there's something much more /
それでもっとすてきなものも知ってるのよ

Something even non-believers can believe in /
なーんにもを信じない人でも信じられるものを

I believe in love, Alfie /
私は愛を信じてるの アルフィ

Without true love you just exist, Alfie /
愛がなければ、わたしたちはただそこにいるだけ

Until you find the love, you've missed. You're nothing /
愛を見つけたとき、あなたは初めて命の意味を知るの

Alfie..../ アルフィ!

When you walk let your heart Lead the way, /
自分の心に従って生きるんだよ

And you'll find love any day /
そうすれば きっと愛は見つかるからね

Alfie... Alfie... Alfie... .... /
アルフィ……  アルフィ……  アルフィ……



メロディを伝えられないのが残念ですが、
ぜひ聴いてみてください!
posted by marl at 02:25| Comment(40) | TrackBack(3) | 好きな歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

A.Bの伝説

 三人の男が無残な姿で倒れている。


「……藤井さん! こっちは前中! 木島さんまで!」


 現場にかけつけた林は、
 三人のうち一人が微かに動いたのを確認した。


「木島さん、生きているんですか? しっかりしてください!」


 木島はゆっくりと目を開けた。


「いったい何があったんですか?」


 林は木島の上体を起こして問いかけると、
 木島は胸を苦しそうに押さえながら答えた。


「……その男は東一局、リーヅモドラ4、12000を上がった」


「12000……」


「……南一局には、親っかぶりの痛手から回復傾向にあった前中に、
 リーソクピンフ、イーペーコーイッツー、
 しかも雀頭がドラドラという倍満16000を食らわせた」


「16000……」


「……独走態勢に入って迎えた南二局の親番、
 男はさらにピンズのチンイツ、親満の12000をツモ上がった」


「12000……」


「……そして迎えた南二局三本場、
 男は前中の懲りないリーチを追っかけた。

『うわっ!!!』

 ソクヅモでそう叫んだ男の手牌から現れたものは、
『四暗刻』という古代の魔物だった!!」


「ええっ!」


「封印を解かれたその魔物は激しい閃光を放ち、
 16000オールという凄まじい大打撃をあたえた。
 左右の藤井、前中は声も立てずに即死、
 対面の俺も芝6本を残すのみの大惨事となった……」


「よ、48000!?
 合計で10万点を越えているじゃないすか!? その男の名は?」


「……グ、グハッ!」


「木島さん! しっかりしてください! おい!」


 木島も息絶えた。


 その後の林の調べによると、その男のイニシャルはA.B。
 この半荘だけで10万点以上、
 +140近くを叩きだした彼はその日の麻雀を+200で終了、
 これを境に『神』と呼ばれ畏れられているという。
posted by marl at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マージャン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

加速する社会の中で考える

今から五十年程前、日本は戦争をしていた。

私は戦争を知らないから何とも言えないけども、
神風特攻隊、一億総玉砕に象徴されるように、
国のために戦って死ぬような人間が理想的であると
されていたんだろう。

カンボジアでポルポトって人が政治をしていた時、
権力を持った子供が整列した大人を銃で撃っていたのをテレビで見た。
どちらも信じられないような話だけど、
時代や場所によって理想的とされる人間は変わるということか。
教育とはその時代の社会に必要な人間を育てることを
目的としているのかもしれない。

それじゃ戦後の日本や世界はどんな人間を育てたかったのか
と考えたら、やっぱり優れた人間やと思う。
だから教育は、努力して人と競い合わせることによって、
人に負けない人間、能力の高い人間を育てようとしてきた。

さらに世界は競争が激化していて、
あらゆる組織はさらに優れた人間を欲しがっている。
教育もそれに応えるがごとく、
偏差値教育によりバンバン能力を磨かせてきた。
その反動でゆとり教育が立ち上がったが、肝心の大人社会は
ゆとりがなくなる一方だから、またその揺り返しが来ている。

確かに戦後、日本は何もなかったやろうから、
優秀な人間がたくさん必要やったと思う。
そして技術を発展させて戦後を乗り切り、ついには経済大国となった。
それで俺みたいな若い人間が、
今のようなモノの豊かな社会に生きることができるようになった。
それはホンマにありがたいし、感謝している。

しかし今の社会は、すべてが無機質で機械的になってる。
多様性というのか、個性というのか、
いわゆる人間らしさがなくなってしもうた。
昔はもっと人の温かみがあったはずなのに、
いったいどうなってしまったんや。

教育もそう。
缶詰を箱詰めして出荷しているのと同じように見えた。
安定した品質を持つ製品を作ることを目的とし、
出てきた不良品ははじいてるように見えた。いまはどうですか?
知っている方がいたら教えてください。

思うに、工業を発展させた同じやり方で
人間も作ろうとしたのだろう。
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会という
ベルトコンベヤが組まれた工場を、
品質に応じて自分という製品が進んでいく、みたいな。

しかし、この社会全体が巨大な機械、
冷たいコンピューターみたいになっていく限り、犯罪も増えるだろう。窮鼠猫を噛むの例えどおり、
人間追い詰められたら犯罪でも何でもするから。

今、日本は飽食の時代と言われ、
一見衣食は足りているように見えるが、
明日の生活に不安を覚えたり、
実際に生活に困っている人がいる以上、
本当に足りているとは言えない。
衣食足りて礼節を知るという意味は、
生活に何の不安もなくて心が満たされている時、
初めて礼節を守れるという意味だろう。

ところがこのご時世、生活に不安がない人なんて少ない。
それでも日本は裕福な方で、たとえば世界には
労働者が40億人いるらしいが、13億人が一日2ドル以下
の収入しか得られていないのである。
心にゆとりどころか、ほとんど満たされていないんじゃないか、
とさえ思うときがある。

そんな裕福な日本の労働者は仕事におわれて残業の嵐。
従って今後、自殺者がさらに増えても何の不思議もない。
私も普段はわりとニコニコしているつもりだけど、
こんな忙しくて夢のない世の中、
楽に死ねるならとっとと死にたいと思っている。

少子化なんて言うけども、当たり前や。
子供なんか産んでもしんどいだけというのは
若い奴はよく分かっている。

生まれてくる子供もかわいそうや。
地球環境がさらに汚染されて、どんどん厳しくなる社会に生まれて、
ひたすら戦って争ってどやされてボロボロになって、
もらえるのかどうかも分からない自転車操業の年金や保険に
頼るしかない孤独な社会に自分の子供を放り出したくはない。

それでも電車やエレベーターの中で小さな子供を見ると、
やっぱり微笑ましく思う。
やっぱり何かをせなアカン、
この社会を何とかせなアカンって強く思う。
それでも社会は忙しく動いているし、
そんな未来がどうのこうのって考えている余裕があったら仕事しろと
上司に怒られるだろう。

おそらく地球の未来だとか、
天下国家を考えているサラリーマンなんて
今の世の中ほとんどおらんのじゃないか。
若い奴がウンチクを垂れたら、「青いな。」なんて言われるだけ。

まあ確かにその通りではあるんだけども、悲しいとは思わないか。
社会を引っ張っている大人が未来を考えなくて、
ただ目の前の仕事をこなしているなんて幼稚すぎるのではないか。

確かに今は未来どころか、
明日食えるかどうかっていうくらい切羽詰っている。
そして目の前の仕事しか考えられなくなるぐらい本当に忙しい。
狂気の沙汰である。

明るく楽しく、今を生きている人には暗いなあと
言われるかもしれんが、この社会はホンマに夢も希望もない。
こう思うのは俺だけなんだろか? 
それともみんなどこかで失望して夢見ることを諦めてしまうんだろか?
みんな黙っているし、割と楽しそうだし、そこが分からない。

それでも梅田駅で満員電車に共に突っ込んでいく人々を見ると、
みんな頑張って働いているんやなあと思う。
こんな厳しい世の中なのに、
俺が生まれる前からオヤジは仕事をしていて、
もう三十年にもなるんやなあと思うと、
いろいろと大変やったやろうなと時々フッと思う。
これから俺がその道を歩むんやなあと思うと恐ろしくてゾッとする。

仕事を辞めた人の話や噂を聞いたら聞いたで、
そりゃこんだけしんどくてオモロなかったら辞めるわなって思う。
やっぱりみんないろいろと大変なんやで。

そして、とにかく忙しくて何かと腹が立つ世の中であるけども、
たくさんの人と一緒に笑っている時、
唯一心が満たされる気がするのである。

(続く)

(この文章はわたしが25ぐらいのとき、社会人になった頃、
 現実の社会を知って感じたことを、ストレス発散的に書いた
 ものです。33になってちょっと修正しながら書いていきます)
posted by marl at 00:51| Comment(0) | TrackBack(1) | 教育から考える社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月03日

遊んで暮らそう

 突然テレビで大統領の演説が流れ始めた。


「みなさん! 毎日のお勤め、大変お疲れさまです」


 国民は突然の大統領の演説に耳を傾けた。


「今日わたしが話したいことは、新たな経済政策についてです。
 と言いますのも、わたしはこれまでたくさんの経済政策を
 打ってきましたが、失業率はいつまでたっても50%台なのです。
 他の国の大統領さんにも聞いたんですが、
『ちょっと異常じゃないですか?』と言われちゃいました」

 
 国民はじっとテレビを見ている。


「わたしはこの失業率を見て、
 そうか、半分の人が働いて、半分の人が遊んでいるのだな、
 だからわたしの経済政策もたいしたものだ、と思っていました。
 しかし、まだまだ全然ダメ!」

 
 国民はじっとテレビを見ている。


「なぜダメなのか。
 それは、みんなが楽しく遊んで暮らしていないからなのです。
 そこでわたしは考えました。
 みんなが遊んで暮らせる社会を実現します!
 もうみんながお金のことで困ったりしない、心配したりしない。
 そんな究極の政策をいま、発表します」


 国民はじっとテレビを見ている。


「たったいまから、みんなの銀行口座をひとつにします。
 名づけて、『みんなの口座』」

 
 国民はじっとテレビを見ている。


「その口座はこの国の国民であれば、
 ボタンひとつでだれでも使えるようにしました。
 そしてすべての国民が働いて稼いだお金は、
 必ずこの口座に入れるようにしてください。
 そうしたら、この口座の残高はいくら使ってもいつも同じ。
 みんなお金に困らないし、心配もしなくていいでしょう?」


 国民はじっとテレビを見ている。


「それではまた」


 大統領の映像はプツッと途切れた。


 わたしもぼーっと大統領の演説を聞いていた。
 口座をひとつ……。ん? え?


 す、すごい!
 これでお金の不自由はなくなる!
 それどころか、好きなものが何でも買える!
 いや、そ、それどころか、オレは何でもできる!
 なんなんだこの大統領は! すごすぎる!


 さっそくわたしは豪遊する手段を考え始めた。
 まずは車だ! 高級車を買って乗り回そう!
 それから豪邸の建築だ!


 わたしはさっそく高級車ばかりを扱うディーラーに電話を入れた。


「毎度ありがとうございます。高級車専門店カックイーです」


 とりあえずリムジンを3つ、フェラーリを5つ。
 それとベンツを7つぐらい、まとめて送ってくれ。
 いますぐにだ。


「申し訳ございません。
 たったいま、すべてのメーカーが生産を中止しました」


 なんだと? そんなバカな話があるか。なぜだ?


「それが車を作る人、みんな辞めちゃったそうです」


 はあ?
 まあいい。とにかく金はある。
 欲しいだけやるから、いますぐみんな連れ戻してこい。


「ムリですね。
 だって、みんなお金に不自由がなくなったんですよ?
 だから辞めたんですよ」


 なにぃ? じゃあ、なんでおまえはまだ電話番をしているんだ?


「あ、ホンマや。辞めよ。ガチャ」


 お、おい!


 まあいい。
 わたしはすぐに冷静さを取り戻し、次の電話をかけた。


「ありがとうございます。豪邸販売のゴールデンハウスです」


 もしもし。とりあえず庭付きプール付きの一戸建てを4つくれ。
 大盛り、いや大きめのサイズで頼む。
 金に糸目はつけない。


「あー残念。さっきみんな帰りました」


 帰ったあ? 仕事はどうした仕事は!


「仕事しなくてもお金が手に入るようになったんですよ。
 知らないんですか、さっきの大統領の演説」


 知っとるわ! だから豪邸を注文しとるんや!


「注文? 何を偉そうに」

 
 な、なんだその態度は?


「お、いい女。ガチャ」


 おおい!

 わたしは受話器を見つめて考え込んだ。
 落ち着け。
 ここはいったん落ち着いて、そうだ、まず自分が会社を辞めよう。
 そして気分的に優位に立とう。辞めてやるぜあんな会社!


 もしもし、あ、部長ですか。
 お休みのところ携帯にかけちゃってすみませんね。
 それで用件はですね、いきなりですけど、わたし辞めますわ。


「は?」


 だから、辞めてやるってこんな会社!


「え? 会社って何?」


 は?


「いま南の島でバカンス中なんだ。邪魔をしないでくれ。
 まったく、おまえはいつまでたっても邪魔しかできない男だな。
 ガチャ」


 お、おおい! もうバカンス?
 さすがは部長、仕事が早い、などと言っている場合ではない。
 わたしもバカンスだ! 旅行に行こう!


 わたしはさっそく荷造りを開始した。
 えっと、パンツたたんでと……って荷造りまったく必要ない!
 全部現地調達だ!


 わたしは着の身着のままで車に乗り込んだ。


 あたりは恐るべき渋滞である。
 なんでこんなに込んでるんだ……。
 すると隣に並んだドライバーが言った。


「みんな会社辞めて旅行に行く途中らしいですよ」


 あ、そう……。それでこの大混雑?


「飛行機も飛ばなくなったらしくて」


 みんな辞めすぎ。仕事しようよ。


「ガソリンスタンドも閉鎖したみたいでね。みんなガス欠」


 え、これ、動いてないの?


「そう。もう誰も車に乗ってないらしいですわ」


 な、なにぃ? じゃあなんでアンタは車に乗ってるんだ?


「あ、ホンマや。帰ろ」


 お、おい!


 わたしは考えた。
 なぜだ。なぜみんなより一歩遅れているんだ? 


 まあいい。
 一度銀行に行ってみよう。大金を確実に押さえるのだ。


 銀行についたわたしは『みんなの口座』を開いて驚いた。
 すごいなこの口座は。
 一、十、百、千……えっと、千兆の次は何だったっけ?
 とりあえず、五百億ぐらい下ろすか。


 しまった、出しすぎた。
 これはとても持って帰れる量ではない。
 仕方ない、自分の口座に振り込もう。
 いや、自分の口座はもうないんだった。
 ……戻すか? いや、面倒だな。


 わたしは札をポケットに入るだけ突っ込んで、
 札を銀行に撒き散らしたまま家に向かった。
 しかし、どうやって使うんだこの金?
 みんな働いていないし……。


 すると突然、わたしは襟首をつかまれた。


「おい、おっさん、食い物をよこせ。さもないとおまえを食べるぞ」


 ちょ、ちょっと待ってください。け、警察!


「オレが警察だよ。おまえ逮捕」


 お、おおい!


 その頃、テレビでは再び大統領の演説が流れ始めた。


「みなさん! 毎日のお遊び、大変お疲れさまです」


 国民は突然の大統領の演説に耳を傾けた。


「今日わたしが話したいことは、先般の経済政策についてです。
 と言いますのも、わたしはこれまでたくさんの
 経済政策を打ってきましたが、
 この間の経済政策がひさびさの大ヒット! 
 とうとう失業率は99%に達しました!
 目標まで後1%! みんな遊んで暮らしましょう!」
posted by marl at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 空でうたたね物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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